偏見報道のマスゴミ!知性が乏しいコメンテーター、そんな連中をぶった斬るブログです!!
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大分県教委は7日、大分市の県庁別館で臨時委員会を開き、2008年度の教員採用試験で不正合格者とされた21人のうち、6人の採用取り消しを正式に決定した。
県教委が不正合格の対象者を決める前に退職した1人を除く14人が提出していた退職届についても受理した。6日までは15人が退職届を提出していたが、7日午前になって1人が取り下げ、採用取り消しを選んだ。 県教委によると、採用が取り消された6人中5人、自主退職した14人中8人が臨時講師として勤務を継続する意向を示しており、県教委は希望通り認める方針。 一連の教員汚職事件を受け、県教委は不正の実態解明を進めるため、県警が押収した元県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で公判中)のパソコンのデータをコピーし、点数改ざんの経緯を解析。2008年度に採用した小学校、中学校、養護学校の教諭計76人の試験結果を見直した。小学校14人、中学校6人、養護学校1人について、点数がかさ上げされた不正合格者と判断、8月末に採用取り消しを通知していた。 PR <集団自決訴訟>大江さんらへの請求を棄却 大阪地裁3月28日11時14分配信 毎日新聞
教員指示か 卒業生、国歌斉唱起立せず
式の後、一部保護者から事態を問題視する声が寄せられ、学校側は市教委に報告。府教委によると、学校の調査に対し一部の教員は「生徒に国歌の意義について説明し、『式で歌うかどうかは自分で判断しなさい』と指導した」と話しているという。 瀬戸和夫校長は「事前に不起立を指導していたのであれば、生徒の内心の自由を侵す行為で明らかに行き過ぎ」と話している。
あんまりこういう記事はネタにしたくはないんだけども、感動したので。
なんつーかまぁ、卒業式の国家国旗のイザコザは色々面倒というか、なすさん的には非常にアホらしい話だと思っておりまして、誰が立とうが座ろうがどうでもいいんですが(本当はよくないですが)、そんな中で感動したのは、この男子生徒の堂々とした姿。 メチャクチャ感動しましたよ、なすさん。 逆にこの男子生徒が一人で起立した事で、周りの座った生徒がいかに異常な事をしてるか、カッコ悪いかってのが浮き彫りになりましたね。親から苦情寄せられたっていうのは、まさにそういう事です。 今はまだ気付いてないかもしれませんが、着席した卒業生達は、自分がいかにカッコ悪かったか、数年後に気付く事になるでしょう。 願わくば、このカッコいい彼が、これからの人生で、この事で周囲からいらぬ扱いを受けない事を。 そなかじ。 沖縄の事件は、おっしゃるとおり報道期間が一部分しか分析していないと感じます。 しかし、中学生が夜中に外出し、知り合いでもない人(男女問いません)のバイク・車にのることの危険性を周りの大人たちはきちんと理解し、指導すべきだと思います。 相手の罪も追及するが、自分たちの至らぬ点についても反省する、そんな姿勢がマスコミにないのはとても残念です。 あたごの事件では、回避責任はあたご側にあったとする報道がほとんどだったので正しいところはわかりません。 (のんた、2008/03/06) 「沖縄」「イージス艦」報道で、本当に欠けていたのは、論点を整理することだったと考えております。論点とは以下の3つです。 1. 軍が絡む事件や事故で、軍と警察(イージス艦の場合は海保ですが)が優先権を巡って揉めるのはよくあることで、対応の考え方は国ごとに異なるのが当たり前で、日本が国としてどう考えるかが重要だということ。 現状を是とするか非とするかは、その次の段階です。 (po、2008/03/06) 被害届の取り下げによって少女をそっとしておこうという意見には賛成だが、それによって「強姦事件はなかった」と主張する神経が理解しがたい。捜査ができない、刑事事件にならない、裁判できない、ならわかるのですが、あったのかなかったのかも不明なはずの事件を「ない」と断ずる強引さにはあきれる。 (ok、2008/03/06) これらの事件の教訓として考えなければいけないことは、「今そこにある危機」(映画のタイトルにもありましたが)を考慮した行動について、我々自身考え、マスコミも含めて伝えていく必要であるはずなのに、安全なところから石を投げるような報道ではそれを考えたり、伝えることは出来ないのではないかということでしょう。そのような意味で花岡さんの意見に賛成です。 (hh、2008/03/06) >これも集団的過熱取材(メディア・スクラム)のなせる弊害なのだろうか。一時的に >“全面的な非”ではなかった「なだしお」「雫石」 漁船の方が小さく小回りも利くから回避行動を取らなくても勝手によけてくれると 平時であれば軍艦といえど一般船と同じ扱いで良く、きちんと海の法律に則った 今回の対策として航路を横切る船舶(漁船、レジャーボートその他)用の回廊を 軍艦には道を譲るべきと考える人もいるでしょうが、有事の際ならともかく平時では もし悠々とわが道を行きたいなら近海では誰が見ても分かるように軍艦をライト (おつかれ、2008/03/06) 当事者である遺族の方は、政争の具にするのはやめてほしい、防衛相の辞任は望んでいない、再発防止に努めてほしい…等々と極めて冷静な対応をされており頭が下がる思いです。おそらく漁業に携わるからには相応の覚悟があったのではないでしょうか。それに対し、マスコミはどうしようもないですね。来月辺り内閣改造がありそうですし、どうせ「事実上の更迭」などと報道されるのでは。仮に今後「構図」が変わったとしても、そういうときマスコミはろくに報道しないので、世間の記憶で「自衛艦が悪いことをした」としか残らず遺族の願いは叶わないでしょう。沖縄の件についても米軍関係者の夜間外出禁止令で店は閑古鳥が鳴いているという話ですし、いい加減にしてくれという地元住民の苛立ちが少女やその家族に向かないか心配ですね。(個人的に、起訴取り下げはそれが影響したと思ってます) (匿名希望、2008/03/06) 本稿は大手マスコミの姿勢に疑問を呈しており、評価できる面はある。しかし「メディアの報道姿勢に基本的な変化が見られない」とする主張は、産経新聞へ関与している人物にして、違和感を覚える。テレビ報道は新聞社の影響を多分に受けているが、戦後の新聞報道姿勢の転換期は、田中角栄政権時代であった。東京大手町の本社ビル、記者クラブ、再販価格制度の体制により、本稿が指摘する報道姿勢は作られたようだが、変化が見られない訳ではない。 (それでも植草はやっていない、2008/03/06) 沖縄の事件に関連して1点だけ。 「米軍出て行け」と言っていたデモ隊の中に「在日外国人の地方参政権を」と主張するグループも相当数あるはずだ。 分かっているのか? 在日外国人の地方参政権とは あ の レ イ プ 米 兵 に も 知 事 選 投 票 権 を 与 え る ことだということを。(立件されていないだけで、強姦自体はあったとする蓋然性はある) 何?「あいつには与えない。犯罪者だから」? 「性犯罪率の高い国籍には参政権は与えない」? そういうことでよろしいでしょうな。 (のらくろ、2008/03/06) このコラムを読んで、深く納得しました。一方的で偏った報道、論調にはいつも疑問を感じていました。どうしてこういった意見が、もっと表に出てこないのでしょうか?もともと、ワイドショーなどは興味本位なスタンスが強く、あまり見ないのですが、ニュース番組や新聞を見ていても何が本当の事なのか、よくわかりません。しっかり、冷静に事実を伝えて欲しいです。 (Kim、2008/03/06) >米兵のバイクに乗るという軽率な行為をしていなければ、起きなかったケースである。 そんなデリカシーの無い事を平気で言う輩がネットに書き込んだりするから被害者の女性が傷ついて「もう、そっとしてほしい」と告訴を取り下げる羽目になったんでしょ? >明日は自分の生命をかけなくてはいけないかもしれないという心理が働く特殊な組織である。 特殊な組織だなんて関係ないでしょ? 以前米兵の暴行事件が起きた時「売春婦でも買っておけばよかったんだ」 犯罪は犯罪以外の何者でもありません。 報道の偏った報道が今回のテーマの様ですが、上記の文章から無理にマスコミの報道に無理があるとこじつけている様に思えます。 (きんちゃん、2008/03/06) 言ってる事は最もかもしれないけど、 というか、確かに私も 米兵の場合は (or、2008/03/07) 花岡氏の記事を読んでほっとしました。また、この記事を掲載したBPnetに敬意を表します。 (中 一弘、2008/03/07) 戸締まりをしていなかった為、ドロボーに入られた方が悪い。花岡氏の理論はこれと全く同じです。年頃の女の子が、夜興味本意で盛り場を歩いていたら、米兵に暴行されても当然と考える、このように考える方は、人間としての資質を疑わざるを得ません。多分、今の日本には沢山いることでしょう。イージス艦と漁船のどちらに責任があるか、何れ明らかになるでしょうが、問題はそこにあるのではないのです。総理、大臣を含め、一連の国の対応が問題なのです。マスコミの過剰反応にすり替えてますが、もし本当に花岡氏の真意がそこにあるとしたら、何回も言いますが、このコラムを担当する資格はありません。マスコミ生きた人間としてなら、物事の本質に迫る記事を書いて頂きたいと望みます。沖縄は米軍に占領され、防衛省はこの様です。これで、日本の安心、安全が守られるとお考えですか。治安、食糧、環境等々、問題は山積しています。 (唐辛子、2008/03/07) 概ね同感です。 それにしても、マスコミにおける結論ありきの報道姿勢には疑問を感じます。 (sea、2008/03/07) 現在のマスコミは何をしたいのか理解に苦しむところである。小生の周りでも今回の事件に関して、疑問を持っている人々(普通の主婦、青年だ)が多くいる。これらの人の意見は、マスコミ報道に首をかしげている。彼らはネット等を使い彼らなりに調べ自身の意見をはく場合が多い。現在のマスコミ報道を、彼らもおもしろ番組として楽しんでいる。しかし、信じてはいない。程度が低いとか、マスコミはどうかしているとは言わない。しかし、確実にマスコミ報道を馬鹿にしている。おそらく時代から乖離しつつあると思います。ますます新聞は売れなくなり、ニュースキャスターは馬鹿にされるでしょう。市民を馬鹿にしたマスコミ報道はいずれ姿を消す。 (韓非子、2008/03/07) 個別の案件で、責任の比率がどうかという点では納得できます。 しかし、報道側がカーとなっているのかどうなのか? 自衛隊は、新幹線を見習うまでもなく、民間航空機船舶人命対して、一切 従って、民間機船舶に対しては、危険回避の一切の責任を負っており、そもそも 評論家は、何かと目立った言質で存在意義を見出そうとしますが、戦後獲得した (魔王、2008/03/07) 花岡氏の冷静なご意見に賛成です。今の日本は三権分立ではなく一権(メディア)横暴三権従属だと思います。都合の悪いことは報道その他では抹殺してしまう。特ダネ賞を狙うパフォーマンスばかりが一権側で奨励され、それを冷静な判断をもってストップする勇気を持たない編集人。それを飼っている経営者。儲かれば売れれば良いとの精神的麻痺。もう無責任な言いっぱなしにうんざりしています。雫石、なだしおの事を明らかにして頂いた勇気に感謝いたします。沖縄の少女はどんな気持ちで生きて行くでしょうか。あたごはこれからの結論です。見守りたいと思います。結論についてまたご高説を拝聴したいと願っています。 (ちょう、2008/03/07) イージス艦が回避できなかったのは、今回は漁船でしたが、 報道スタンス云々もありますが、まずは自衛隊の「現場の力量低下」が心配になりますが。 (匿名、2008/03/07) 花岡さんの視点に敬意を表したい。表現は節度のある理性的なもので、内容的にも中庸を得た巨視的なスタンスが好ましく思える。そもそも最近のマスメディア、とくに新聞各社は、烏合の衆とも思えるような、ポピュリズム志向が目に余る。最近の言葉ではKYが大いに批難されているようだが、逆に空気の読みすぎ、空気に迎合する風潮が行き過ぎているのが気になる。さらに申せば、報道記者、レポーターに勉強不足、思い上がり、独断的思考が多いように思う。そういう傾向にあって、花岡さんの指摘は、マスメディアに反省を促すため貴重な一石を投ずるものではないか。 (Gazzelloni、2008/03/07) 花岡氏の意見は総論的には20年前なら通じるが,今では通じないであろう. 沖縄の問題はマスコミが先導して問題が大きくなったのではない. イージス艦事件については, イージス艦問題が今回これだけ大きな問題になったのは (うどんやま、2008/03/07) ほんと、花岡先生は爆弾投下がお好きですなあ。 「安全」「安心」の観点で言えば、事件が起こった後の処理が必ずしも明確に行えないこと自体の問題の方が大きいでしょう。 なお、今後コメントされる人へ。 (とある人、2008/03/07) 確かに問題のすり替えは良くないが、強姦された少女のために戦う男はいないのか?終戦直後1年間で米兵による1100件の強姦事件が起きた。更に慰安所を作れと脅され1億円で設置した。そのときも戦ったのは銀座のママを筆頭に女だった。 (31歳 男、2008/03/07) メディアは冤罪はいけないと言いながら、自衛隊などには 一度でもプレジャーボートや漁船、釣り船に乗ったことがある人なら、ましてや取材で海に出ているメディアの人間なら実感すると思うが、護衛艦やイージス艦ぐらい大きな船が、前方から漁船が来るたびにふらふら避けていたらかえって危ないし、水路が大混乱することぐらいわかるはずだ。
(chii、2008/03/07) わたしは花岡さんが取り上げた事件以上に、ギョーザ事件にそのことを感じました。中国産であることは事実でしょうが、「中国産毒入りギョーザ」と連呼しては、まるで中国が悪いと決め付けているようで。特に捜査が進むにつれて、毒混入のタイミングが果たして中国なのか日本なのか曖昧になってきてる以上、今からでも言い方を考えた方がいいような気がします。お隣どおしの国ですし、もうちょっと配慮があってもいいと思うのですよね。 (食いしん坊、2008/03/07) 報道番組でさえもワイドショー的な内容があって閉口してしまう事が多いのですが、記者の質が落ちていることも一因ではないでしょうか。 (hw、2008/03/08) 貴方の論理で言うと、夜の8時半にふらふらしている中学生は、レイプされて当然、しつけが悪いから文句言う資格なし、ということ?東京ではナンパされた中学生をレイプしても許される?渋谷を深夜歩いている中学生は米兵にレイプされるのか?沖縄ならスキある者は中学生でも米兵にレイプされて当然てわけですか?この異常さや差別に鈍感なんですね。兵士だよ兵士。日米地位協定により米兵が増長し犯罪への敷居が低くなっている事は誰も報道しないし、そいつらを駐留させ増長させ好き勝手やらしているのは日本政府だって報道もないけど。 (ジュゴン、2008/03/09) 花岡氏の言うとおり。 (三日坊主、2008/03/09) あたごの事件について。これも花岡氏のいうとおり。 (三日坊主、2008/03/09) 花岡さんのご意見に深く共感する者です。 (あくたん、2008/03/10) このサイトの基本テーマが「安心」「安全」であり、「米兵による少女暴行事件」がそれに合致するというのは花岡氏の言う通りだろう。 今回の事件で脅かされたのは、日米同盟よりも前に、少女をはじめとした住民の安全である。この安全をどのようにして確立していくかが、テーマに沿った論だと思う。 花岡氏によれば「米兵による事件、不祥事、不始末はいまに始まったことではない」とのことのようだ。 暗に「軍隊」の「特殊」さにそれを求めているようにも思えるが、それを理由にして今なお続く犯罪被害者に対して説得力を持つ話のようには思えない。 ・たとえば長期にわたる滞在が遠因となっているという分析があれば、短い期間で兵士を入れ替えるといった対策を講じる。 ここにあげた策はあくまで例であり、その有効性について自信があるわけではないが、「子どものしつけ」に焦点をあてるよりは意義があるのではないだろうか。 ジャーナリストとして一般の我々よりも物事の裏を見るチャンスに恵まれてきた氏ならではの提案をあらためて拝見したいと思う。 (OHP、2008/03/10) もしこれが漁船と漁船の衝突なら花岡氏の理屈も分かるが、現実はイージス艦と漁船だ。衝突により漁船は大破・沈没したがイージス艦はカスリ傷を負った程度。道路で言えば大型トラックと自転車のようなものだろう。花岡氏はこういう交通事故でも「避けられなかった自転車が悪い」と言うのだろうか。状況が何であれ(=仮に漁船側にも多少の過失があったにせよ)イージス艦と大型トラックは漁船と自転車を全力で回避する義務があるのではないだろうか。今回のコラムを読んだ読者の何割が共感して何割が反発を覚えるのか、国民意識を探る上で大変興味がある。 (権兵衛、2008/03/11) 花岡さんのご意見に全面的に賛成です。 (笑うオヒョウ、2008/03/11) 報道が画一的であるという必要はありません。当然「客観的で冷静な報道」だけでなく「主観的で感情を出した報道」があってもいいと思います。ただマスコミとして後者のような「ワイドショー的視点」だけで大騒ぎするのではなく、あくまで「ジャーナリスト的視点」を持っておくべきでしょう。しかしながら、今マスコミに書けているのはまさににこれなのでは? (potus、2008/03/11) タスポのときとは打って変わって、言論人としての的を得た内容に安心いたしました。「沖縄」の問題だけでなく、世の中の親たちの教育がこのような事件の原因を作っていることをもっとマスコミには取り上げてほしい。受験社会、両親共働きなど、解決には難問が多い議題ではあるが、結果としてこのような犯罪がおきるのはなぜかを社会全体(特にマスコミ)がきちんと理解すべきだ。 (反マスコミ、2008/03/11) この国の将来に、希望を感じられない。 (wadakb、2008/03/12) 全面的な非が無かったとしても、9:1とか8:2とかであたご側に大きな過失があることには変わり有りませんよね。それを大した根拠もなく、可能性もあるというだけで、「同等」か「無かった事」のように臭わせるのは、公平な論評というよりは、扇動なのでは無いでしょうか? (genta、2008/03/13) タスポのコラムで長々とコメントした者ですが、サイトの意義やコラムの方向性を踏まえた期待通りのコラムを拝読できていることをお礼申し上げます。加えて、今回のコラムは一般的に見て刺激が強い内容であるにも関わらず、安全保障に対するメディアの煽情報道と一方的報道の危険性について、プリンシプルのある理性的言論だったと敬意を表します。なお、主題と関係ない枝葉末節へのコメントや視野の狭い一方的なコメントが散見されたので、これらに対して一言だけ。筆者はメディアに関わりの深い方ですのでメディアについてのみ自省的に書いておられると思いますが、読者に対してこうしたメディアの危険性を認識して多面的俯瞰的に報道を読み取るメディアリテラシーを身につけることも求められていると思います。筆者の記事を引き続き期待しております。 (引き続き期待しています。、2008/03/13) 沖縄の事件は被害者少女に同情しますし、悪いのは米兵です。 被害者やその家族に直接は言えませんが、これは素直な気持ちです。
「沖縄」「イージス艦」報道に欠けていること
政治アナリスト 花岡 信昭氏 このサイトの基本テーマは「安心」「安全」だ。まさにそのテーマに合致すると思われるのが、沖縄で起きた「米兵による少女暴行事件」とイージス艦「あたご」の漁船との衝突事故だ。既に論議は出尽くしているかとも思うが、改めて、この二つのケースが何を問いかけたのか、総括しておきたい。 双方のケースに共通していたのが、大方のメディア報道のスタンスだ。「沖縄」では米兵・米軍側を一方的に断罪し、「あたご」では自衛隊側が全面的に悪いという報道ラッシュであった。とくにテレビのワイドショーはその傾向が一段と強かったように思う。 断罪された側はいずれも、反論、言い訳ができない立場にある。とかくメディアはそういう「逆襲が絶対にない相手」に対して居丈高になる。メディアの世界に長年いた者としても、いま必要なのは、常識的判断と沈着冷静な報道スタンスではないかと痛切に感じる。 「沖縄」のケースから見よう。こういう言い方は注意しないといけないのだが、米兵による事件、不祥事、不始末はいまに始まったことではない。再発防止には全力をあげてほしいが、「軍隊」というのは、明日は自分の生命をかけなくてはいけないかもしれないという心理が働く特殊な組織である。そうした面での専門家による兵士の管理、ケアーが重要になる。 そのことを前提として、あえて言えば、今回の事件は14歳少女が夜の8時半に繁華街で遊んでいなければ、そして、米兵のバイクに乗るという軽率な行為をしていなければ、起きなかったケースである。「子どものしつけ」の徹底を家庭や地域、学校に求めることが、この事件が残した教訓だろう。重ねて言うが、普通に道を歩いていて拉致されたというケースではなかった。 捜査結果によっては構図が変わる可能性も少女側は「強姦」で逮捕された米兵に対し、告訴を取り下げ、米兵は結果的に不起訴となった。米兵は「強姦」の事実を否認、警察当局による証拠収集や捜査も難航していた。少女の将来を考えれば、これ以上の言及は避けたほうがいいのだろう。地元では「極悪な米兵による被害少女」として知られてしまっている。不起訴となった以上、「強姦事件はなかった」のだから、周辺は少女の今後を温かく見守ってほしいものだ。 だが、「反米・反基地」勢力はこの事件によって勢いづいた。地元の首長や議会は、普天間返還、代替基地建設の調整を「さぼる」理由ができた。これが政治の世界の「いやらしさ」である。 不起訴となったからには、この事件によってぎくしゃくしてしまった日米関係の修復に努めることが急務だ。政府関係当局には周到かつタフな事後処理を求めたい。関係修復にどれだけの時間を要するか、そこに日米同盟の強靭さがかかっている。 「あたご」のケースも複雑だ。漁船の父子が行方不明という痛ましい事故だが、横須賀に向かって直進していた「あたご」と漁船の船団が鉢合わせしてしまった。メディア報道は「あたご」側の過失を一方的に責め立てている。防衛省、自衛隊の対応の遅れも集中砲火を浴びた。そこはプロ中のプロである以上、迅速、的確な対応が求められたのは当然だ。だが、今後の海難審判の結果は予断を許さないものがある。 海上衝突予防法では、船舶同士の衝突を回避するため、「行会い船」「横切り船」などの状況別に細かな規定を設けている。 「行会い船」はほぼ真向かいに行き会う場合で、互いに相手の船の左舷側を通過する、つまり、右側通航を義務付けている。「横切り船」は互いに進路を横切る場合で、相手を右舷側に見る船は相手の進路を避けなければならないとし、さらに、相手の船首方向を横切ってはならない、としている。 つまり、互いの位置関係によって、回避行動が違ってくるのだ。今回のケースでは、僚船の1隻は右左に蛇行して衝突を避け、1隻は「あたご」の直前を横切った。海上保安本部が捜査に全力をあげているが、その結果によっては、これまで言われてきた構図が変わる可能性もある。 それにつけても思い出すのは、「なだしお」と「雫石」である。いずれも発生当時は自衛隊側が全面的に指弾された。新聞社にいて、あのときの興奮状態をいまだに覚えている。だが、最終的な判決は違ったのである。 “全面的な非”ではなかった「なだしお」「雫石」1988年7月23日、横須賀沖で海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」が衝突、「第一富士丸」が沈没して30人が犠牲となった。事故当時は「なだしお」側を責める報道があふれ返ったが、海難審判庁は「なだしお」の回避の遅れを指摘する一方で、「第一富士丸」にも直前での左転に問題があったと判断した。刑事裁判では、「なだしお」艦長、「第一富士丸」船長の双方に執行猶予付きの禁固刑が下されている。 1971年7月30日、岩手県雫石町の上空で航空自衛隊の戦闘機と全日空機が衝突、双方とも墜落した。全日空機の162人が犠牲となり、戦闘機の訓練生はパラシュートで脱出、生還した。このときも、自衛隊側に全面的な非があると報道されたが、最終的な構図は違うものとなった。 当時、別の戦闘機で飛んでいた教官と訓練生が業務上過失致死などで逮捕、起訴されたが、訓練生は無罪、教官は執行猶予付きの禁固刑となった。裁判の過程では全日空機側の過失も認定された。戦闘機は時速840キロ、全日空機は900キロ。全日空機が下側から追突、水平尾翼で戦闘機の右主翼を引っ掛けたというものであった。戦闘機よりも全日空機のほうが速かったという事実に驚いたのをいまだに覚えている。民事裁判は20年近くかかったが、最終的に過失割合は「国2、全日空1」と認定されている。 昔の資料を改めて点検してみると、メディアの報道姿勢に基本的な変化が見られないことを指摘しないわけにはいかない。「沖縄」では米兵・米軍が、「あたご」では自衛隊側が「全面的悪玉」として報じられた。「なだしお」「雫石」とまったく同様の構図である。 これも集団的過熱取材(メディア・スクラム)のなせる弊害なのだろうか。一時的にカーッと血が上ってしまうような報道スタンスでは、事実が見えてこない。再発防止の方向性も危うくなる。相次いだ二つの事件、事故はメディアにも痛烈な反省を迫るものだ。
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まず、花岡さんがこのようなコラムを書いたことについて拍手を送りたい。事故が起きた場合、一方的な過失でなければ基本的には喧嘩両成敗が原則。しかし、メディアはどっちの味方に付いた方が記事が面白くなるか?または思想によっていくらでも記事を捻じ曲げてくる。ニュースを見るときには常に疑ってかかることが必要で、そのまま鵜呑みにしてしまっては思考停止状態と同じである。
ただ、このコラムには反論が多く付きそうですね。それも楽しみながら見るとしましょう。
あと、ひとつだけ。イージス艦の安全管理体制にはやはり私も疑問が残る。こう言っては不謹慎かも知れませんが、普通の漁船であったからまだ救われているのであり、もし、これが北朝鮮や中国の工作船、爆弾を積んだテロ集団の船だったらどうするのか?なかには嫌がらせのための抗議船もあるかもしれないが、こういったケースも考慮して行動すべきでは?と思いました。
(P.P、2008/03/06)