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偏見報道のマスゴミ!知性が乏しいコメンテーター、そんな連中をぶった斬るブログです!!
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大分県教委は7日、大分市の県庁別館で臨時委員会を開き、2008年度の教員採用試験で不正合格者とされた21人のうち、6人の採用取り消しを正式に決定した。

 県教委が不正合格の対象者を決める前に退職した1人を除く14人が提出していた退職届についても受理した。6日までは15人が退職届を提出していたが、7日午前になって1人が取り下げ、採用取り消しを選んだ。

 県教委によると、採用が取り消された6人中5人、自主退職した14人中8人が臨時講師として勤務を継続する意向を示しており、県教委は希望通り認める方針。

 一連の教員汚職事件を受け、県教委は不正の実態解明を進めるため、県警が押収した元県教委義務教育課参事・江藤勝由被告(52)(収賄罪で公判中)のパソコンのデータをコピーし、点数改ざんの経緯を解析。2008年度に採用した小学校、中学校、養護学校の教諭計76人の試験結果を見直した。小学校14人、中学校6人、養護学校1人について、点数がかさ上げされた不正合格者と判断、8月末に採用取り消しを通知していた。


この事件で信じられないのが、まず教員採用を取り消された教師が反発していることである。
普通大学入試だって不正をやれば取り消し、ましてや金払って入ったくせに、反発するという神経が分からない。

そして採用を取り消された教師の一人の一言が

ちゃんと説明責任を果たせ!!

もし私が採用を取り消している関係者ならその教師に

じゃあ不正した説明責任をまず果たしてください・・・。


といってやりたい!!


なお、今回の採用取消には疑問があるという世間のやからもいるが
そういうやつの神経が正直理解できない。
こうやって教師に対して甘いやつほどもし政治家が賄賂ではいろうものなら、

そいつらはすぐ首にすべきだ!!


とかわけの分からん理屈をこねる馬鹿やろうどもである。

今回のことで教師ばかりでなくそれを擁護する馬鹿な連中も表ざたになったまれに見る事件である。

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<集団自決訴訟>大江さんらへの請求を棄却 大阪地裁

3月28日11時14分配信 毎日新聞


<集団自決訴訟>大江さんらへの請求を棄却 大阪地裁

車から降り、大阪地裁に入る大江健三郎氏=大阪市北区で2008年3月28日午前9時半、貝塚太一撮影

 ノーベル賞作家・大江健三郎さん(73)の著作「沖縄ノート」などで、第二次世界大戦の沖縄戦で集団自決を命令したとの虚偽の記述をされ名誉を傷つけられたとして、旧日本軍の戦隊長らが大江さんと出版元の岩波書店に対し、出版差し止めと慰謝料2000万円の支払いを求めた訴訟の判決で、大阪地裁(深見敏正裁判長)は28日、請求を棄却した。深見裁判長は、隊長の自決命令の有無について「認定にはちゅうちょせざるを得ない」と明確な判断は避けたが、当時の状況などから「集団自決には旧日本軍が深くかかわった」とした。

【写真特集】 忘れない戦争 東京大空襲 1945

 名誉棄損にあたるかどうかに関しては、「隊長の関与は十分に推認される。(記述には)真実と信じるに足る相当な理由があり、名誉棄損は成立しない」と判断した。

 原告は、沖縄・座間味島にいた海上挺進隊第1戦隊長の梅沢裕さん(91)と渡嘉敷島の同第3戦隊長だった故赤松嘉次さんの弟秀一さん(75)。沖縄県平和祈念資料館によると、座間味島では171人、渡嘉敷島で329人が集団自決したとされる。

 隊長らは05年8月、いずれも岩波書店が出版した「沖縄ノート」と故・家永三郎さんの「太平洋戦争」での記述を巡って提訴した。「隊長命令の有無」と「名誉棄損の成否」が争点となった。

 深見裁判長は軍の関与について、手りゅう弾が自決用として交付された▽日本軍が駐屯しない島では集団自決が発生しなかった--ことなどを根拠に「深くかかわった」と認定した。両島では、軍が「隊長を頂点とする上意下達の組織」であり、隊長の関与も「十分に推認できる」とした。直接的な命令の有無については「命令の伝達経路が判然としない」とし、判断を避けた。

 記述内容の真偽に関しては、05年度までの教科書検定での対応や学説の状況から、「両著作の記述については合理的資料や根拠がある」とした。

 昨年3月に公表された06年度の教科書検定では、文部科学省が訴訟での隊長らの主張を理由の一つに、集団自決は「日本軍の強制」とする日本史教科書の表記に初めて検定意見を付け、問題となった。

 大江さんは判決後、「(沖縄ノートでは)軍の強制により集団自決した歴史的事実を書いているが、今日の判決はよく読みとってくれた。今後も沖縄戦の悲劇を忘れずに活動を続けていきたい」と話した。【遠藤孝康】

 ▽集団自決をめぐる教科書検定 沖縄戦での集団自決を巡っては、高校生の歴史教科書では従来、「日本軍の強制」と記述されていた。だが文部科学省は昨年3月、06年度教科書検定で初めて検定意見を付けた。背景には、戦隊長らが今回の訴訟を起こし、自決命令を否定したことがあった。教科書会社は記述をいったん削除・修正したが、沖縄県を中心に検定意見の撤回を求める声が高まり、政府は姿勢を転換。6社が訂正を申請した。その後、文科省の諮問機関は集団自決に関する見解をまとめ、「軍の関与は主要な要因」と認めた。教科書では、「関与」の表現は認めたが、直接的な命令を示す「強制」などは認めなかった。

 ◇判決骨子

1 沖縄ノートでは原告梅沢及び赤松大尉の氏名を明示していないが、引用された文献、新聞報道等でその同定は可能である。

2 本件各書籍は、公共の利害に関する事実にかかり、もっぱら公益を図る目的で出版されたものと認められる。

3 梅沢命令説及び赤松命令説は、集団自決について援護法の適用を受けるための捏造(ねつぞう)であるとは認められない。

4 座間味島及び渡嘉敷島ではいずれも集団自決に手りゅう弾が利用されたこと、沖縄に配備された第32軍が防諜(ぼうちょう)に意を用いていたこと、第1、第3戦隊の装備からして手りゅう弾は極めて重要な武器であったこと、沖縄での集団自決はいずれも日本軍が駐屯していた島で発生し、日本軍の関与がうかがわれることなどから原告梅沢及び赤松大尉が集団自決に関与したものと推認できる上、平成17年度までの教科書検定の対応、集団自決に関する学説の状況、判示した諸文献の存在とそれらに対する信用性についての認定及び判断、家永三郎及び被告大江の取材状況等を踏まえると、原告梅沢及び赤松大尉が本件各書籍記載の内容のとおりの自決命令を発したことを直ちに真実であると断定できないとしても、その事実については合理的資料若しくは根拠があると評価でき、家永三郎及び被告らが本件各記述が真実であると信じるについて相当の理由があった。

5 沖縄ノートの各記述は、被告大江が赤松大尉に対する個人攻撃をしたなど意見ないし論評の域を逸脱したものとは認められない。

教員指示か 卒業生、国歌斉唱起立せず
3月27日8時2分配信 産経新聞


 大阪府門真市の市立第三中学校で今月13日に行われた卒業式で、約170人の卒業生のうち男子生徒1人を除く全員が、国歌斉唱時に起立せず、その多くが斉唱もしなかったことが26日、分かった。式に出席していた3学年の担任、副担任計11人のうち9人も起立せずに斉唱もしなかったという。学校側は事前に教員が卒業生に不起立を促した可能性があるとみて担任らから事情を聴いており、事態を重くみた府教育委員会も調査に乗り出した。

 式の後、一部保護者から事態を問題視する声が寄せられ、学校側は市教委に報告。府教委によると、学校の調査に対し一部の教員は「生徒に国歌の意義について説明し、『式で歌うかどうかは自分で判断しなさい』と指導した」と話しているという。

 瀬戸和夫校長は「事前に不起立を指導していたのであれば、生徒の内心の自由を侵す行為で明らかに行き過ぎ」と話している。

 

あんまりこういう記事はネタにしたくはないんだけども、感動したので。


この男子生徒は、メチャクチャかっこいい。

なんつーかまぁ、卒業式の国家国旗のイザコザは色々面倒というか、なすさん的には非常にアホらしい話だと思っておりまして、誰が立とうが座ろうがどうでもいいんですが(本当はよくないですが)、そんな中で感動したのは、この男子生徒の堂々とした姿。
いやまぁ実際に見てはないんですけど、やっぱり周りに流されず、一人だけ立ち続けるってのは、堂々としているわけで、その姿勢には感動せざるを得ません。

メチャクチャ感動しましたよ、なすさん。

逆にこの男子生徒が一人で起立した事で、周りの座った生徒がいかに異常な事をしてるか、カッコ悪いかってのが浮き彫りになりましたね。親から苦情寄せられたっていうのは、まさにそういう事です。
もし、全員座ってたら、座る事が当たり前になってしまっていたと思います。
しかし、この彼が立ち続けていた事で、その当たり前が当たり前じゃなくなった。
異常な事は異常だと知らしめる事になったわけです。
1対170+教師の勝負だったわけですが、どちらが勝者かは、言うまでも無いでしょう。

今はまだ気付いてないかもしれませんが、着席した卒業生達は、自分がいかにカッコ悪かったか、数年後に気付く事になるでしょう。

願わくば、このカッコいい彼が、これからの人生で、この事で周囲からいらぬ扱いを受けない事を。

そなかじ。

まず、花岡さんがこのようなコラムを書いたことについて拍手を送りたい。事故が起きた場合、一方的な過失でなければ基本的には喧嘩両成敗が原則。しかし、メディアはどっちの味方に付いた方が記事が面白くなるか?または思想によっていくらでも記事を捻じ曲げてくる。ニュースを見るときには常に疑ってかかることが必要で、そのまま鵜呑みにしてしまっては思考停止状態と同じである。
ただ、このコラムには反論が多く付きそうですね。それも楽しみながら見るとしましょう。
あと、ひとつだけ。イージス艦の安全管理体制にはやはり私も疑問が残る。こう言っては不謹慎かも知れませんが、普通の漁船であったからまだ救われているのであり、もし、これが北朝鮮や中国の工作船、爆弾を積んだテロ集団の船だったらどうするのか?なかには嫌がらせのための抗議船もあるかもしれないが、こういったケースも考慮して行動すべきでは?と思いました。

(P.P、2008/03/06)

沖縄の事件は、おっしゃるとおり報道期間が一部分しか分析していないと感じます。
暴行は絶対的に悪です。どんな状況下であろうと許されるものではありません。

しかし、中学生が夜中に外出し、知り合いでもない人(男女問いません)のバイク・車にのることの危険性を周りの大人たちはきちんと理解し、指導すべきだと思います。
このことに一言も触れず、米軍・米兵を責めるだけではモンスターペアレントと同じだと思います。

相手の罪も追及するが、自分たちの至らぬ点についても反省する、そんな姿勢がマスコミにないのはとても残念です。

あたごの事件では、回避責任はあたご側にあったとする報道がほとんどだったので正しいところはわかりません。
ただ、衝突直後に仕官がヘリで防衛省に移動したこと、防衛省が正確な発表をせずに情報が二転三転すること、海上保安庁に了解を得ずに防衛省側からあたご乗員に接触したことなど、防衛省を悪者に見せる材料だけは豊富にあるのは国民としてとても残念です。
いざというとき、情報が正しく責任者(総理、大臣)に伝わり判断できる仕組みが日本にあるのでしょうか?

(のんた、2008/03/06)

「沖縄」「イージス艦」報道で、本当に欠けていたのは、論点を整理することだったと考えております。論点とは以下の3つです。

1. 軍が絡む事件や事故で、軍と警察(イージス艦の場合は海保ですが)が優先権を巡って揉めるのはよくあることで、対応の考え方は国ごとに異なるのが当たり前で、日本が国としてどう考えるかが重要だということ。
2. 在日米軍は、日米地位協定によって非常に強力な特権が与えられており、我が国の軍隊である自衛隊よりも、制度的にはるかに強い立場にあること。
3. 自衛隊は「軍隊ではない」という建前上の拘束によって、非常に複雑で困難な対応を迫られる可能性があり、防衛官僚や自衛官にとって、事なかれ的な発想に流されやすい構造があるということ。

現状を是とするか非とするかは、その次の段階です。

(po、2008/03/06)

被害届の取り下げによって少女をそっとしておこうという意見には賛成だが、それによって「強姦事件はなかった」と主張する神経が理解しがたい。捜査ができない、刑事事件にならない、裁判できない、ならわかるのですが、あったのかなかったのかも不明なはずの事件を「ない」と断ずる強引さにはあきれる。

(ok、2008/03/06)

これらの事件の教訓として考えなければいけないことは、「今そこにある危機」(映画のタイトルにもありましたが)を考慮した行動について、我々自身考え、マスコミも含めて伝えていく必要であるはずなのに、安全なところから石を投げるような報道ではそれを考えたり、伝えることは出来ないのではないかということでしょう。そのような意味で花岡さんの意見に賛成です。
沖縄の問題では、米兵が女性を誘ったりするケースは、昔からあり(良くも悪くも)認識されていたはずです。われわれが子供に「知らない人について行っちゃいけません」と教え込むように、そういう状態下での行動について、もっとしっかり考えておく必要があったのではと思います。現状を変化させるのには時間がかかるわけですから。
そう言う意味で「沖縄に基地がなければこのような犯罪はおきなかった」と言うことも必要だと思いますが、それと同時に「君子危うきに近寄らず」の格言のように、我が身を守る手段を考えることも重要だとおもうのです。(この部分は短く書くと誤解を招きかねないので長くなりました。)
また、イージス艦について、海上自衛官は防衛のプロで、かつ海のプロでなければならないと思うし、その考えからすると今回の事故に至るまでの対応はお粗末と言われてもしかたがないと思うが、今回被害に遭われた漁師の方も漁のプロで、かつ海のプロでなければならないと考えると、海のプロとして見張りを尽くしていたのかなどを検証していく必要はあると思います。しかし、どうもそのような報道にお目にかかったことはないですね。
マスコミには気骨のある報道を期待しています。

(hh、2008/03/06)

>これも集団的過熱取材(メディア・スクラム)のなせる弊害なのだろうか。一時的に
>カーッと血が上ってしまうような報道スタンスでは、事実が見えてこない。再発防止
>の方向性も危うくなる。
確かにメディアの行き過ぎは私も感じ、この点も理解します。
なぜ今まで事故が起こらなくて今回起こったのか。その点も注意し事故解析する
必要もあると思います。いつでも起こりうる事が起こったのか単に不幸な事故だったのか。

>“全面的な非”ではなかった「なだしお」「雫石」
この経緯は一応知っているつもりですが、それでも今回の「あたご」の事故に
ついては最低限これだけの過失があります。それはかなり重大な部分です。
・本土に近づき漁船も何隻か見えていたのに自動航行を継続した。
・両舷の見張りは漁船を発見しながらなぜもっと注意をしなかった(危険と判断
しなかった?、連絡が遅れた?)交代の引き継ぎはどうだったのか。
・レーダー員は漁船を探知していなかったのか?見落としていたのか(観測範囲も含めて)。
・当直士官は早朝の暗闇の中、日本近海にも関わらず船の航行数や漁船に注意を
はらわなかった。最低限この辺は糾弾されてしかるべきと考えます。
私にはこれらの事でも(結果として)漫然と操船していたとしか思えません。
よって先例とは一概に比較できない、かなり全面的に近いと考えます。

漁船の方が小さく小回りも利くから回避行動を取らなくても勝手によけてくれると
の思いでもあったのでしょうか。船体の大きな船が急には止まれない事は船乗り
には常識で、にも関わらず漁船が見えた時点で自動航行と監視不十分(結果的に)
な状況に疑問を持たざるをえない。いくら遠距離からの帰還とはいえ船乗りと
しての基本的常識が欠落しているのでは?と思わざるをえない。入港も近いし
一番気が緩んでは困る所でもある。大海を1隻で航行しているのでは無いのだ。

平時であれば軍艦といえど一般船と同じ扱いで良く、きちんと海の法律に則った
航行をすべきで、今回は「あたご」側に速度を落とすか回頭するかで漁船をやり過ごす
義務があったと思われる。
また、漁船側に問題があったとしても少なくとも「あたご」側よりは少ないと思われる。
今回の場合、普通に町中を警邏しているパトカーの警官がよそ見(或いは注意
散漫)して横断している人をはねた場合と似ている。勿論パトカー側が悪い(より
責任は重い)。個人的感想では9:1或いは10:0で「あたご」が悪いと思います。

今回の対策として航路を横切る船舶(漁船、レジャーボートその他)用の回廊を
海上に設けてはどうだろうか。海の横断歩道の様に信号機(灯台の様な)をつける
とか。或いは飛行機の様に徹底的に運行管理するか。

軍艦には道を譲るべきと考える人もいるでしょうが、有事の際ならともかく平時では
一般船扱いで十分です。しかも早朝の闇の中でそれを知るのは普通不可能です。
レーダーでは同じ様な大きさの船なら軍艦か貨物船か区別できません(飛行機の
様な管制航行であれば別ですが)。漁船の人も近くで照明を当てて初めて軍艦と
分かったと言っています。「あたご」にも両舷の観測員の所にサーチライトがあるので
それで船や海面を照らして注意を喚起する事もできたでしょう。

もし悠々とわが道を行きたいなら近海では誰が見ても分かるように軍艦をライト
アップし、更に電飾ギラギラで遠くからでも一目でそれと分かるようにして、
「軍艦に道を譲り近づくべからず」を徹底するべきでしょう(平時に限りますが)。

(おつかれ、2008/03/06)

当事者である遺族の方は、政争の具にするのはやめてほしい、防衛相の辞任は望んでいない、再発防止に努めてほしい…等々と極めて冷静な対応をされており頭が下がる思いです。おそらく漁業に携わるからには相応の覚悟があったのではないでしょうか。それに対し、マスコミはどうしようもないですね。来月辺り内閣改造がありそうですし、どうせ「事実上の更迭」などと報道されるのでは。仮に今後「構図」が変わったとしても、そういうときマスコミはろくに報道しないので、世間の記憶で「自衛艦が悪いことをした」としか残らず遺族の願いは叶わないでしょう。沖縄の件についても米軍関係者の夜間外出禁止令で店は閑古鳥が鳴いているという話ですし、いい加減にしてくれという地元住民の苛立ちが少女やその家族に向かないか心配ですね。(個人的に、起訴取り下げはそれが影響したと思ってます)

(匿名希望、2008/03/06)

本稿は大手マスコミの姿勢に疑問を呈しており、評価できる面はある。しかし「メディアの報道姿勢に基本的な変化が見られない」とする主張は、産経新聞へ関与している人物にして、違和感を覚える。テレビ報道は新聞社の影響を多分に受けているが、戦後の新聞報道姿勢の転換期は、田中角栄政権時代であった。東京大手町の本社ビル、記者クラブ、再販価格制度の体制により、本稿が指摘する報道姿勢は作られたようだが、変化が見られない訳ではない。
小泉政権もまた転換期であり、報道姿勢に変化が見られた。飯島秘書官(当時)を中心とした政府によるマスコミへの積極的関与は、首相が2度変わった今も続いている。花岡氏は、他の新聞社の論説委員らとともに小泉首相(当時)と会食したとの情報があるが、どのようなお話をされていたのか、知りたいところである。

(それでも植草はやっていない、2008/03/06)

沖縄の事件に関連して1点だけ。

「米軍出て行け」と言っていたデモ隊の中に「在日外国人の地方参政権を」と主張するグループも相当数あるはずだ。

分かっているのか?

在日外国人の地方参政権とは

あ の レ イ プ 米 兵 に も 知 事 選 投 票 権 を 与 え る

ことだということを。(立件されていないだけで、強姦自体はあったとする蓋然性はある)

何?「あいつには与えない。犯罪者だから」?
日本人は受刑者でも投票できたはずだが?

「性犯罪率の高い国籍には参政権は与えない」?
韓国の強姦発生率は日本の10倍、アメリカの2倍ですぞ。
となると在日韓国朝鮮人(韓国は38度線以北も自国領との主張を撤回していない)には参政権は与えられませんな。

そういうことでよろしいでしょうな。

(のらくろ、2008/03/06)

このコラムを読んで、深く納得しました。一方的で偏った報道、論調にはいつも疑問を感じていました。どうしてこういった意見が、もっと表に出てこないのでしょうか?もともと、ワイドショーなどは興味本位なスタンスが強く、あまり見ないのですが、ニュース番組や新聞を見ていても何が本当の事なのか、よくわかりません。しっかり、冷静に事実を伝えて欲しいです。

(Kim、2008/03/06)

>米兵のバイクに乗るという軽率な行為をしていなければ、起きなかったケースである。
>「子どものしつけ」の徹底を家庭や地域、学校に求めることが、この事件が残した教訓だろう。

そんなデリカシーの無い事を平気で言う輩がネットに書き込んだりするから被害者の女性が傷ついて「もう、そっとしてほしい」と告訴を取り下げる羽目になったんでしょ?
本人や被害者の親の前で言えますか?

>明日は自分の生命をかけなくてはいけないかもしれないという心理が働く特殊な組織である。
>そうした面での専門家による兵士の管理、ケアーが重要になる。

特殊な組織だなんて関係ないでしょ?
ケアーと言うなら米兵向けの従軍慰安所でも作るのですか?

以前米兵の暴行事件が起きた時「売春婦でも買っておけばよかったんだ」
と本音を漏らして左遷された司令官もいましたね。
それが兵士へのケアーですか?

犯罪は犯罪以外の何者でもありません。
よくこんなこと平気で書き込めますね。

報道の偏った報道が今回のテーマの様ですが、上記の文章から無理にマスコミの報道に無理があるとこじつけている様に思えます。

(きんちゃん、2008/03/06)

言ってる事は最もかもしれないけど、
「それだから米兵や自衛隊に全く問題が無かった」
という話になる訳じゃないんだけどね。

というか、確かに私も
「事件そのものにはお互いに(過失割合に差はあるにせよ)非はあった」
と思うけど、今回の場合それ以上に
「軍隊(自衛隊)という国防を預かる組織としての、事前事後の対応のまずさ」
が問題を大きくしてるんじゃないですかね?

米兵の場合は
「そういう事件が各地で立て続けに起こってるのにまたかよ…」
なだしおの場合
「自衛隊の証言がころころ変わるんだけど」
という点ね。
それが無いなら、平等な視点で報道すべきなんだろうけどさ。

(or、2008/03/07)

花岡氏の記事を読んでほっとしました。また、この記事を掲載したBPnetに敬意を表します。

(中 一弘、2008/03/07)

戸締まりをしていなかった為、ドロボーに入られた方が悪い。花岡氏の理論はこれと全く同じです。年頃の女の子が、夜興味本意で盛り場を歩いていたら、米兵に暴行されても当然と考える、このように考える方は、人間としての資質を疑わざるを得ません。多分、今の日本には沢山いることでしょう。イージス艦と漁船のどちらに責任があるか、何れ明らかになるでしょうが、問題はそこにあるのではないのです。総理、大臣を含め、一連の国の対応が問題なのです。マスコミの過剰反応にすり替えてますが、もし本当に花岡氏の真意がそこにあるとしたら、何回も言いますが、このコラムを担当する資格はありません。マスコミ生きた人間としてなら、物事の本質に迫る記事を書いて頂きたいと望みます。沖縄は米軍に占領され、防衛省はこの様です。これで、日本の安心、安全が守られるとお考えですか。治安、食糧、環境等々、問題は山積しています。

(唐辛子、2008/03/07)

概ね同感です。
被害者の少女を責めたくはないのですが、あの状況では相手が米兵でなくても犯罪に巻き込まれた可能性が高いと言わざるを得ません。
但し,少女に責任はありません。両親を含めた周りの大人に保護責任があることを明確にして欲しいと願います。

それにしても、マスコミにおける結論ありきの報道姿勢には疑問を感じます。
確かに視聴者・読者にとっては、その方が分かり易いのですが,逆に思考する力を奪っている気がしてならないのです。
思考し判断する能力を奪う・・・これこそ、民主主義を破壊する最短経路でしょう。

(sea、2008/03/07)

現在のマスコミは何をしたいのか理解に苦しむところである。小生の周りでも今回の事件に関して、疑問を持っている人々(普通の主婦、青年だ)が多くいる。これらの人の意見は、マスコミ報道に首をかしげている。彼らはネット等を使い彼らなりに調べ自身の意見をはく場合が多い。現在のマスコミ報道を、彼らもおもしろ番組として楽しんでいる。しかし、信じてはいない。程度が低いとか、マスコミはどうかしているとは言わない。しかし、確実にマスコミ報道を馬鹿にしている。おそらく時代から乖離しつつあると思います。ますます新聞は売れなくなり、ニュースキャスターは馬鹿にされるでしょう。市民を馬鹿にしたマスコミ報道はいずれ姿を消す。

(韓非子、2008/03/07)

個別の案件で、責任の比率がどうかという点では納得できます。

しかし、報道側がカーとなっているのかどうなのか?
そもそも冷静になっていたら、報道なんか成り立たないのでは?
つまり、自衛隊を擁護したいのはわかりますが、何故自衛隊に厳しい報道が
なされるのか?ということです。
それは国家の暴力装置という基本的性格、また国を守るという役割、この二点から
民間と同列に論じられないという前提があるからです。法的には事故がおきれば
現行法に基づき裁かれますが、それは事故が起きてからの話。

自衛隊は、新幹線を見習うまでもなく、民間航空機船舶人命対して、一切
加害者的立場に立たない暗黙の努力義務を負っているとうことです。

従って、民間機船舶に対しては、危険回避の一切の責任を負っており、そもそも
事故の起きるような位置関係をとるべきことが間違いでしょう。
民間の航路にそもそも近寄らないとか、民間船舶の過密地域では法的に
自動操舵を禁止するとか、思想的根拠をハッキリさせれば防止できることばりです。

評論家は、何かと目立った言質で存在意義を見出そうとしますが、戦後獲得した
良質な思想まで赤子と一緒に流しさる危険を感じて欲しいと思います。

(魔王、2008/03/07)

花岡氏の冷静なご意見に賛成です。今の日本は三権分立ではなく一権(メディア)横暴三権従属だと思います。都合の悪いことは報道その他では抹殺してしまう。特ダネ賞を狙うパフォーマンスばかりが一権側で奨励され、それを冷静な判断をもってストップする勇気を持たない編集人。それを飼っている経営者。儲かれば売れれば良いとの精神的麻痺。もう無責任な言いっぱなしにうんざりしています。雫石、なだしおの事を明らかにして頂いた勇気に感謝いたします。沖縄の少女はどんな気持ちで生きて行くでしょうか。あたごはこれからの結論です。見守りたいと思います。結論についてまたご高説を拝聴したいと願っています。

(ちょう、2008/03/07)

イージス艦が回避できなかったのは、今回は漁船でしたが、
もしも、それが、第三国の特殊工作船で、自爆テロを意図する船だったりすると、
イージス艦は避け切れなかっただろう、ということを意味するのですよね、今回の事例は…

報道スタンス云々もありますが、まずは自衛隊の「現場の力量低下」が心配になりますが。

(匿名、2008/03/07)

花岡さんの視点に敬意を表したい。表現は節度のある理性的なもので、内容的にも中庸を得た巨視的なスタンスが好ましく思える。そもそも最近のマスメディア、とくに新聞各社は、烏合の衆とも思えるような、ポピュリズム志向が目に余る。最近の言葉ではKYが大いに批難されているようだが、逆に空気の読みすぎ、空気に迎合する風潮が行き過ぎているのが気になる。さらに申せば、報道記者、レポーターに勉強不足、思い上がり、独断的思考が多いように思う。そういう傾向にあって、花岡さんの指摘は、マスメディアに反省を促すため貴重な一石を投ずるものではないか。

(Gazzelloni、2008/03/07)

花岡氏の意見は総論的には20年前なら通じるが,今では通じないであろう.
また,沖縄の問題とイージス艦,雫石,なだしおを一緒に論じているのは問題である.

沖縄の問題はマスコミが先導して問題が大きくなったのではない.
沖縄での動きのほうが先である.
その背景には,なかなか進まない基地問題,貧困問題,さらには高い失業率もろもろの問題があり,今回のような事件が起きれば騒ぎを大きくし,注目してもらい,金を集められるという意識が沖縄にはある.
実際に今までそのようになってきた.また,政府にも数々の後ろめたいことがあるために世論があれば金でどうにかしたいという思いもある.
アメリカで最も質の悪い海兵隊が駐屯していて何も事件が起きないほうがおかしい.
それが実情である.

イージス艦事件については,
雫石,なだしおを例に出されているが
双方とも過失が重いのは自衛隊側である.
イージス艦側からの発表だけを信じても,今回も自衛隊側の過失が重いのは確実だ.
さらに,被害についても圧倒的に民間側に大きい.
そうであるならばやはり責めを受けるのは自衛隊側であり,国であろう.

イージス艦問題が今回これだけ大きな問題になったのは
明らかに自衛隊側の対応のまずさであり,防衛省の対応のまずさであろう.
そのことをまずは論じるべきではないか?
国民に不信感を抱かせる問題を次から次へ引き起こしている.
しっかりした対応をしていればここまで問題にはならなかった.
また,そのような対応しか出来ないところが
危機管理がもっとも必要な国防を担っているというのが問題なのだ.
いくら高価なイージス艦や迎撃ミサイルを用意し,訓練で迎撃に成功したとしても
実際に打ち込まれたら対応できないことを露見してしまったようなものだ.
それが外国にまで露見させてしまった.このことがもっと問題である.

(うどんやま、2008/03/07)

ほんと、花岡先生は爆弾投下がお好きですなあ。
これも、コメント100件越えは確実ですな。
処理が間に合わなくて、投稿の翌日掲載は無理かな?

「安全」「安心」の観点で言えば、事件が起こった後の処理が必ずしも明確に行えないこと自体の問題の方が大きいでしょう。
事件後の米軍がマスコミの餌食になるような形で問題を多発したり、海保の調査にアタフタしたりしていては、統制の取れた軍事集団とは言いがたい。
まあ、日本ではその程度で十分なのかもしれませんし、そんながっちりした集団がいる方が、かえって今の市民は安らがないかもね。

なお、今後コメントされる人へ。
このぐらいの爆弾は、ここにコメントするよりトラックバックかけて、2ちゃんとか、オーマイとか、J-CASTとかで祭りにした方が面白いぞー。

(とある人、2008/03/07)

確かに問題のすり替えは良くないが、強姦された少女のために戦う男はいないのか?終戦直後1年間で米兵による1100件の強姦事件が起きた。更に慰安所を作れと脅され1億円で設置した。そのときも戦ったのは銀座のママを筆頭に女だった。

(31歳 男、2008/03/07)

メディアは冤罪はいけないと言いながら、自衛隊などには
いくらでも濡れ衣を着せてもいいと思っているとしか思えない。

一度でもプレジャーボートや漁船、釣り船に乗ったことがある人なら、ましてや取材で海に出ているメディアの人間なら実感すると思うが、護衛艦やイージス艦ぐらい大きな船が、前方から漁船が来るたびにふらふら避けていたらかえって危ないし、水路が大混乱することぐらいわかるはずだ。


それでも一方的にイージス艦を責める姿には、事故の再発を防ごうという真摯な姿勢が感じられない。

(chii、2008/03/07)

わたしは花岡さんが取り上げた事件以上に、ギョーザ事件にそのことを感じました。中国産であることは事実でしょうが、「中国産毒入りギョーザ」と連呼しては、まるで中国が悪いと決め付けているようで。特に捜査が進むにつれて、毒混入のタイミングが果たして中国なのか日本なのか曖昧になってきてる以上、今からでも言い方を考えた方がいいような気がします。お隣どおしの国ですし、もうちょっと配慮があってもいいと思うのですよね。

(食いしん坊、2008/03/07)

報道番組でさえもワイドショー的な内容があって閉口してしまう事が多いのですが、記者の質が落ちていることも一因ではないでしょうか。
(検証不足だったり偏った報道が、明らかに増えています)
まじめに検証が必要なニュースでさえも、ワイドショー化されて報道される現代では、マスコミの言い分をまともに飲み込んでしまうように教育されてきた人が、輪をかけて騒ぎ立てるのでしょう。
一方的に熱を上げて報道する新聞は、現在進行形で凋落しているA新聞だけで十分です。

(hw、2008/03/08)

貴方の論理で言うと、夜の8時半にふらふらしている中学生は、レイプされて当然、しつけが悪いから文句言う資格なし、ということ?東京ではナンパされた中学生をレイプしても許される?渋谷を深夜歩いている中学生は米兵にレイプされるのか?沖縄ならスキある者は中学生でも米兵にレイプされて当然てわけですか?この異常さや差別に鈍感なんですね。兵士だよ兵士。日米地位協定により米兵が増長し犯罪への敷居が低くなっている事は誰も報道しないし、そいつらを駐留させ増長させ好き勝手やらしているのは日本政府だって報道もないけど。
相変わらず、沖縄は防衛のために我慢させて当然、基地被害など大したことではない、という考え方には吐き気を覚える。地政学的特性云々と、勝手に作り上げたへ理屈を、さも絶対的真実であるかのように振りかざしてね。沖縄人には反基地運動の自由すらないのか?
沖縄は沖縄人のもので、貴方がた何一つ痛まない文筆家や、実態のない報道をするマスコミや、日本政府やアメリカ軍のものではない。沖縄の歴史も現状も知らないで迂闊なことを書くと、アナリストの名が泣きますよ。
沖縄の基地問題はもう限界。日本の防衛を憂うというなら、沖縄をキューバにしたくないなら、一刻もはやく、沖縄基地に頼らない安全保障を考えなさい。

(ジュゴン、2008/03/09)

花岡氏の言うとおり。
まずは沖縄県知事はじめ沖縄の政界にいる人たちにおおいに反省してもらいたい。また沖縄県の教育委員会は猛省をされたい。自分たちの教育不足を恥じるべき、成人式もそうである。いつも騒いでニュースになっているのは沖縄である。世間で守るべきルールがあることを沖縄の若者、小学生から大学生まで教育しろと言いたい。また被害者意識を捨てなさい。戦争の犠牲になったのは沖縄だけではないことを知るべきだ。
集団自決問題も事実を捻じ曲げてはいけない。軍命令がなかったことは明らかである。それを政治的に捻じ曲げている。あの高校生も同様。高校生まで引き出してなぜ嘘を言わせるのか。沖縄県知事はじめとする軍命令があったとする人々の目指している本当の理由はなんだろう。

(三日坊主、2008/03/09)

あたごの事件について。これも花岡氏のいうとおり。
私は小型船舶操縦士の免許を取った者ですが、その教本のなかに小型船舶の船長の心得および遵守事項「小型船舶は航行中の大型船に近寄らないようにしましょう。また沖で大型船舶と遭遇したとしても早めに避けるべきであり、進路を妨害してはいけません」とあります。
自衛隊にも問題はあるかと思いますが、それ以上にこの遵守事項を守らなかった小型船舶の問題が大きいとおもわれます。自衛隊を一方的に攻め立てる人々はこれを知らないのでしょう。
事故発生1週間後くらいにNHKにこのことを教え、一方的に報道すべきでなく片方の漁船の側の問題点も報道すべきではと伝えましたが逆切れされました。
NHKや朝日などがとるいつもの報道パターンです。それらを支えるよくわからない人々へのための報道をしているとしか言いようがありません。

(三日坊主、2008/03/09)

花岡さんのご意見に深く共感する者です。
マスコミの一見弱者のように見える側への判官贔屓は心情として理解できますが、情報内容の正確性や公平性からは相当な疑問が残ります。
ネット上の玉石混淆情報がアテにされるのも、その中に玉情報があるからでしょう。
遅い、遅れた、と袋だたきの報告や連絡にしても、大きな組織の階段を上る現実を思えば、末端からトップに行くまでにあのくらいの時間はかかるだろうな、とも感じます。
今のようなマスコミの報道姿勢は戦前の朝日新聞の軍部ヨイショ姿勢の裏返しでしかありません。所詮は形を変えただけの迎合報道ではないでしょうか。
将来、情勢が変わったら又々先頭を切ってヨイショ記事を流すに違いない、と薄ら寒いものを覚えます。
むしろ新聞やテレビよりも、本来は娯楽性を追求する側だった筈の週刊誌の方が少し距離を置いて冷静な切り口を交えているのではないか、とも感じています。

(あくたん、2008/03/10)

このサイトの基本テーマが「安心」「安全」であり、「米兵による少女暴行事件」がそれに合致するというのは花岡氏の言う通りだろう。
しかしそのテーマから導かれる「教訓」「対策」については必ずしも同意できない。

今回の事件で脅かされたのは、日米同盟よりも前に、少女をはじめとした住民の安全である。この安全をどのようにして確立していくかが、テーマに沿った論だと思う。

花岡氏によれば「米兵による事件、不祥事、不始末はいまに始まったことではない」とのことのようだ。
しかしそのような常態化した危険が米兵や米軍基地によって生じているとすれば、その原因を分析し、少しでも危険の度合いを下げるべく考える道筋を示していただきたかった。

暗に「軍隊」の「特殊」さにそれを求めているようにも思えるが、それを理由にして今なお続く犯罪被害者に対して説得力を持つ話のようには思えない。

・たとえば長期にわたる滞在が遠因となっているという分析があれば、短い期間で兵士を入れ替えるといった対策を講じる。
・あるいは基地外での生活に対する行動の管理が犯罪抑止につながるのなら、GPSによって兵士の位置をリアルタイムに監視する。
・あるいは厳罰化によって犯罪発生率を下げられるのであれば、米兵の犯罪に対する量刑を重くするように米政府に要求する。
・etc...

ここにあげた策はあくまで例であり、その有効性について自信があるわけではないが、「子どものしつけ」に焦点をあてるよりは意義があるのではないだろうか。

ジャーナリストとして一般の我々よりも物事の裏を見るチャンスに恵まれてきた氏ならではの提案をあらためて拝見したいと思う。

(OHP、2008/03/10)

もしこれが漁船と漁船の衝突なら花岡氏の理屈も分かるが、現実はイージス艦と漁船だ。衝突により漁船は大破・沈没したがイージス艦はカスリ傷を負った程度。道路で言えば大型トラックと自転車のようなものだろう。花岡氏はこういう交通事故でも「避けられなかった自転車が悪い」と言うのだろうか。状況が何であれ(=仮に漁船側にも多少の過失があったにせよ)イージス艦と大型トラックは漁船と自転車を全力で回避する義務があるのではないだろうか。今回のコラムを読んだ読者の何割が共感して何割が反発を覚えるのか、国民意識を探る上で大変興味がある。

(権兵衛、2008/03/11)

花岡さんのご意見に全面的に賛成です。
マスコミは反論出来ない立場の人(組織)に対して居丈高になるという
のは全く同感です。 特に自衛隊が絡んだ事故の場合は、自衛隊が一方的に悪いという事になりますが、原子力発電所の事故の場合の電力会社も同様に一方的に糾弾されます。 バランスをとるためにも中立的で冷静な報道が必要だと痛感します。

(笑うオヒョウ、2008/03/11)

報道が画一的であるという必要はありません。当然「客観的で冷静な報道」だけでなく「主観的で感情を出した報道」があってもいいと思います。ただマスコミとして後者のような「ワイドショー的視点」だけで大騒ぎするのではなく、あくまで「ジャーナリスト的視点」を持っておくべきでしょう。しかしながら、今マスコミに書けているのはまさににこれなのでは?
ちょうど今また歴史の奥から蘇った「ロス疑惑」で、あの狂騒が繰り返されつつあります。
マスコミはどこへ行くのか、どこへ行こうとしているのか。

(potus、2008/03/11)

タスポのときとは打って変わって、言論人としての的を得た内容に安心いたしました。「沖縄」の問題だけでなく、世の中の親たちの教育がこのような事件の原因を作っていることをもっとマスコミには取り上げてほしい。受験社会、両親共働きなど、解決には難問が多い議題ではあるが、結果としてこのような犯罪がおきるのはなぜかを社会全体(特にマスコミ)がきちんと理解すべきだ。
「あたご」の問題は多少自衛隊寄りとも取れるコラムだったように思うが、マスコミの問題について触れている点は概ねその通りに感じる。
自衛隊の問題について上げるならば、やはり彼らの根幹である国防に対して意識が弱い点だ。容易に民間船が近づけたり、中国製冷凍ギョーザを常用食として食していたり、竹島を不法占拠されても何もできなかったり、隣国からミサイルが発射されて日本上空を飛んでも静観していたり、、、「危機」に対応できる体制にまるでなっていないように見えてしまう。「省」昇格だけでなく、軍という責任ある組織にして、意識改革からすべきではないだろうか。

(反マスコミ、2008/03/11)

この国の将来に、希望を感じられない。
 エリートは官僚をはじめ自分の安楽を求め、社会国家の正義公平を考えない。
 国会議員は官僚と同じだったり、党利党略のみで、尊敬できる人格と伺える考えのある人が野党の一部にしかいない。
 マスコミは、夜中まで馬鹿な放送内容でエネルギーを無駄使いするし、正義公正は忘れて、センセーションのみ狙っている。人気があるのは美人女子アナで、その古株ボスアナウンサーが社会のご意見リーダーで通用する。
 国民は、問題意識もなく、目先のことだけしか考えず、自分の家庭さえも十分大切にできないし、何よりも 民主主義の権利行使の投票をしない。
 この国民には、北欧のような賢い政治、社会を持てそうにない。先進国になったつもりは思い上がりにすぎず、やはりリーダーにはなれないアジアの民族である。
 情報は十分に開示されている。あとは良く考えて、甘えないで行動するだけで賢くなれる。程ほどによく考えること、程ほどに社会的責任を考えて自分を甘やかさない行動をすることは、理性のある人類には、あまり苦労しないでも出来て欲しい。
 お手本になれない大人では、教育も難しいのか。
 この意味では、近代日本の政治家の不誠実さと、それを嬉しがって提灯をつけて回ったマスコミのお陰で、大衆はそれで良いのだと感じるようになってしまった。
 尊敬できる人が殆どいないのは、楽でもない人生を頑張る励みがなくて、長生きはできても不幸ではないか。

(wadakb、2008/03/12)

全面的な非が無かったとしても、9:1とか8:2とかであたご側に大きな過失があることには変わり有りませんよね。それを大した根拠もなく、可能性もあるというだけで、「同等」か「無かった事」のように臭わせるのは、公平な論評というよりは、扇動なのでは無いでしょうか?

(genta、2008/03/13)

タスポのコラムで長々とコメントした者ですが、サイトの意義やコラムの方向性を踏まえた期待通りのコラムを拝読できていることをお礼申し上げます。加えて、今回のコラムは一般的に見て刺激が強い内容であるにも関わらず、安全保障に対するメディアの煽情報道と一方的報道の危険性について、プリンシプルのある理性的言論だったと敬意を表します。なお、主題と関係ない枝葉末節へのコメントや視野の狭い一方的なコメントが散見されたので、これらに対して一言だけ。筆者はメディアに関わりの深い方ですのでメディアについてのみ自省的に書いておられると思いますが、読者に対してこうしたメディアの危険性を認識して多面的俯瞰的に報道を読み取るメディアリテラシーを身につけることも求められていると思います。筆者の記事を引き続き期待しております。

(引き続き期待しています。、2008/03/13)

沖縄の事件は被害者少女に同情しますし、悪いのは米兵です。
しかし、やはりどう考えても米兵のバイクに乗ること自体、ちょっと常識では考えられません。
本人のみならず親御さんも、大変傷ついておられるでしょう、このことは想像に難くありません。
しかしそれでも、夜、見ず知らずの米兵のバイクに乗るということが、私には理解出来ないのです。
被害にあっても仕方ないなんてことは言えませんし、言うつもりもありません。
しかし、親御さんはご自分の娘さんにしてはいけないことを教えていなかったのでしょうか?
このことが不思議でなりません。

被害者やその家族に直接は言えませんが、これは素直な気持ちです。

「沖縄」「イージス艦」報道に欠けていること

政治アナリスト 花岡 信昭氏
2008年3月6日

 このサイトの基本テーマは「安心」「安全」だ。まさにそのテーマに合致すると思われるのが、沖縄で起きた「米兵による少女暴行事件」とイージス艦「あたご」の漁船との衝突事故だ。既に論議は出尽くしているかとも思うが、改めて、この二つのケースが何を問いかけたのか、総括しておきたい。

 双方のケースに共通していたのが、大方のメディア報道のスタンスだ。「沖縄」では米兵・米軍側を一方的に断罪し、「あたご」では自衛隊側が全面的に悪いという報道ラッシュであった。とくにテレビのワイドショーはその傾向が一段と強かったように思う。

 断罪された側はいずれも、反論、言い訳ができない立場にある。とかくメディアはそういう「逆襲が絶対にない相手」に対して居丈高になる。メディアの世界に長年いた者としても、いま必要なのは、常識的判断と沈着冷静な報道スタンスではないかと痛切に感じる。

 「沖縄」のケースから見よう。こういう言い方は注意しないといけないのだが、米兵による事件、不祥事、不始末はいまに始まったことではない。再発防止には全力をあげてほしいが、「軍隊」というのは、明日は自分の生命をかけなくてはいけないかもしれないという心理が働く特殊な組織である。そうした面での専門家による兵士の管理、ケアーが重要になる。

 そのことを前提として、あえて言えば、今回の事件は14歳少女が夜の8時半に繁華街で遊んでいなければ、そして、米兵のバイクに乗るという軽率な行為をしていなければ、起きなかったケースである。「子どものしつけ」の徹底を家庭や地域、学校に求めることが、この事件が残した教訓だろう。重ねて言うが、普通に道を歩いていて拉致されたというケースではなかった。

捜査結果によっては構図が変わる可能性も

 少女側は「強姦」で逮捕された米兵に対し、告訴を取り下げ、米兵は結果的に不起訴となった。米兵は「強姦」の事実を否認、警察当局による証拠収集や捜査も難航していた。少女の将来を考えれば、これ以上の言及は避けたほうがいいのだろう。地元では「極悪な米兵による被害少女」として知られてしまっている。不起訴となった以上、「強姦事件はなかった」のだから、周辺は少女の今後を温かく見守ってほしいものだ。

 だが、「反米・反基地」勢力はこの事件によって勢いづいた。地元の首長や議会は、普天間返還、代替基地建設の調整を「さぼる」理由ができた。これが政治の世界の「いやらしさ」である。

 不起訴となったからには、この事件によってぎくしゃくしてしまった日米関係の修復に努めることが急務だ。政府関係当局には周到かつタフな事後処理を求めたい。関係修復にどれだけの時間を要するか、そこに日米同盟の強靭さがかかっている。

 「あたご」のケースも複雑だ。漁船の父子が行方不明という痛ましい事故だが、横須賀に向かって直進していた「あたご」と漁船の船団が鉢合わせしてしまった。メディア報道は「あたご」側の過失を一方的に責め立てている。防衛省、自衛隊の対応の遅れも集中砲火を浴びた。そこはプロ中のプロである以上、迅速、的確な対応が求められたのは当然だ。だが、今後の海難審判の結果は予断を許さないものがある。

 海上衝突予防法では、船舶同士の衝突を回避するため、「行会い船」「横切り船」などの状況別に細かな規定を設けている。

 「行会い船」はほぼ真向かいに行き会う場合で、互いに相手の船の左舷側を通過する、つまり、右側通航を義務付けている。「横切り船」は互いに進路を横切る場合で、相手を右舷側に見る船は相手の進路を避けなければならないとし、さらに、相手の船首方向を横切ってはならない、としている。

 つまり、互いの位置関係によって、回避行動が違ってくるのだ。今回のケースでは、僚船の1隻は右左に蛇行して衝突を避け、1隻は「あたご」の直前を横切った。海上保安本部が捜査に全力をあげているが、その結果によっては、これまで言われてきた構図が変わる可能性もある。

 それにつけても思い出すのは、「なだしお」と「雫石」である。いずれも発生当時は自衛隊側が全面的に指弾された。新聞社にいて、あのときの興奮状態をいまだに覚えている。だが、最終的な判決は違ったのである。

“全面的な非”ではなかった「なだしお」「雫石」

 1988年7月23日、横須賀沖で海上自衛隊の潜水艦「なだしお」と遊漁船「第一富士丸」が衝突、「第一富士丸」が沈没して30人が犠牲となった。事故当時は「なだしお」側を責める報道があふれ返ったが、海難審判庁は「なだしお」の回避の遅れを指摘する一方で、「第一富士丸」にも直前での左転に問題があったと判断した。刑事裁判では、「なだしお」艦長、「第一富士丸」船長の双方に執行猶予付きの禁固刑が下されている。

 1971年7月30日、岩手県雫石町の上空で航空自衛隊の戦闘機と全日空機が衝突、双方とも墜落した。全日空機の162人が犠牲となり、戦闘機の訓練生はパラシュートで脱出、生還した。このときも、自衛隊側に全面的な非があると報道されたが、最終的な構図は違うものとなった。

 当時、別の戦闘機で飛んでいた教官と訓練生が業務上過失致死などで逮捕、起訴されたが、訓練生は無罪、教官は執行猶予付きの禁固刑となった。裁判の過程では全日空機側の過失も認定された。戦闘機は時速840キロ、全日空機は900キロ。全日空機が下側から追突、水平尾翼で戦闘機の右主翼を引っ掛けたというものであった。戦闘機よりも全日空機のほうが速かったという事実に驚いたのをいまだに覚えている。民事裁判は20年近くかかったが、最終的に過失割合は「国2、全日空1」と認定されている。

 昔の資料を改めて点検してみると、メディアの報道姿勢に基本的な変化が見られないことを指摘しないわけにはいかない。「沖縄」では米兵・米軍が、「あたご」では自衛隊側が「全面的悪玉」として報じられた。「なだしお」「雫石」とまったく同様の構図である。

 これも集団的過熱取材(メディア・スクラム)のなせる弊害なのだろうか。一時的にカーッと血が上ってしまうような報道スタンスでは、事実が見えてこない。再発防止の方向性も危うくなる。相次いだ二つの事件、事故はメディアにも痛烈な反省を迫るものだ。




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